平成20年度 第1回 品川区立小中学校連携合同作品展 公開授業報告
平成21年2月20日(金)
品川区立立会小学校
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小中一貫教育 2・5・6・7年生の授業公開
公開授業の授業風景とともに、
指導案と下記に掲載します。
(1) 2年生 公開授業 2−1教室 50分 「みるみる?ふしぎだね?まほうのくすり」
(2) 5年生 公開授業 5−2教室 100分 「和の心 〜墨で描こう〜」
(3) 6年生 公開授業 家庭科室 100分 「先生にアドバイス 〜こんなのはどう??〜」
(4) 7年生 公開授業 下体育館 50分 「私の色とカタチの物語」
〈 授業を見ての感想 〉
今回、立会小学校を会場にして、品川区の小中連携合同作品展と併せて、公開授業が行われました。
2年生を、小林恵先生(品川区立浜川中学校)、5年生を、河田あすか先生(日野市立平山中学校)、6年生を、猪口正和先生(中野区立第二中学校)が訪問授業をして下さいました。また、浜川中学校の7年2組の生徒が立会小学校を訪れて、立会小学校の図工専科、田中明美先生の授業を受けました。
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(1) 「みるみる?ふしぎだね?まほうのくすり」
2年1組の授業では、発砲スチロール(10p四方の立方体)に綿棒に魔法の薬(リモネン液)をつけると、発砲スチロールがとけてくるのがとても楽しい様子でした。それは大きなハンコに変身しました。
≫指導案
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(2) 「和の心 〜 墨で描こう〜 」
5年2組の授業では水墨画の紹介から始まり、墨をゆっくり擦り、いろいろな描き方を練習しながら水墨画の世界へと連れて行ってくれました。休憩をはさんで、いよいよ生徒たちは個性的な作品作りに入りました。4枚の紙で1枚の大きな作品に仕上げるなど、小学生の発想の豊かさを感じました。
≫指導案
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(3) 「先生にアドバイス 〜 こんなのはどう?? 〜 」
6年3組の授業では、最初に猪口先生の自己紹介から始まり、ワークシートに猪口先生をモデルに似顔絵をみんなで描きました。とっても似ていました。休憩をはさんで、猪口先生の学生時代の油絵の作品「パイナップル」を鑑賞して、この作品から鑑賞の授業をさらに発展させました。生徒たちはいろいろな発想でコラージュ作品を作りました。作品の鑑賞会はさらに猪口先生と生徒の距離が近くなりました。
≫指導案 ≫ワークシート
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(4) 「私の色とカタチの物語」
7年A組 (下体育館)での授業は、まず、大きなシートをひろげて、生徒たちは思い思いに、スクールガッシュの絵の具等を使って心の中を描いていました。本当に絵の具を体で使って表現できた時間でした。こんな経験はなかなかできないことですね。
≫指導案
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最後に、4人の先生方ありがとうございました。今年度のキ中美活動方針のひとつ「異校種との連携」
として、小学校の図工作品や授業の見学、また、中学校の美術の先生が小学生に教えることによって、
中学校の授業に生かすことができないかなと進めてきましたが、この立会小学校での実践をご報告できま
したことを感謝します。
小学校の図工はエネルギーがあります。そして、中学校の授業にはない、美術の原点があるように思います。ぜひみなさんも近隣の小学校との連携を深めてみて下さい。
文責 中野区立第三中学校 吉田 諭司
( キ中美事務局長 )
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