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 研修報告  H21.8.24(月)
記録・文責 都中美広報部 福島 淳子(稲城市立稲城第一中学校)

「中学校美術科における日本の伝統文化の理解に向けて」1

ねらい: 新学習指導要領の重点として示された「日本の伝統文化への理解」に向けて工芸作品の鑑賞を通して教員各自の伝統文化への理解を深め、生徒への指導の充実を図る

日  時:平成21年8月24日(月) 9:00〜 
会  場:東京国立近代美術館工芸館
講  師:東京国立近代美術館工芸館 主任学芸員 今井 陽子 氏

(1) 「タッチ&トーク体験」 東京国立近代美術館工芸館の鑑賞プログラムを体験し、工芸鑑賞の手がかりを探る。

工芸作品の鑑賞をどのようにするのか?興味津々の54名の参加者が4つのグループに分かれて研修が始まりました。展示室でのガイドスタッフの方との鑑賞では、「何でできていると思いますか。」「どのように制作されるのでしょう。」「この作者は…。」とテンポの良い質問とトークで興味を引き出していただき、実際に生徒との鑑賞活動に生かすことができそうでした。工芸家は、材料で、新しいものをつくり出すこと、自分をあらわすことをめざしているのだと気づきました。そして、実際に、工芸作品にタッチして、感触や重さや温度や細部まで鑑賞し、工芸作品の美しさに心の底から感動しました。

 


(2) 「グループワーク」作品研究を通して、鑑賞授業の可能性を検証する。

気に入った工芸作品について、グループで話し合いをしました。講師の今井氏から、グループで考えたことへの共感の言葉、作品についての情報をいただきながら、すすめ方の指示が出ました。
@第一印象を発表→A作品の特徴(観て得た要素・言葉)を付箋に書き出す→B言葉をカテゴリー(客観的印象と主観的印象)に分ける→C客観的な言葉と主観的な言葉を結びつけていく。
このように、グループワークすることで、「他者と話すことで、気づき、共感があり楽しい。」「自分一人では感じられないことを感じることができた。」「制作の現場に行ってみたくなった。」などの感想が話されました。工芸作品に対するとき、見たつもりになっていた自分に気づきました。もっと、考えたり想像したり感じたりして、さらにその印象がどこから来るのか(素材や技術や作者の考えなど)探ることが工芸作品の鑑賞のコツかと思いました。講師の今井陽子先生をはじめ学芸員の皆様、ガイドスタッフの皆様、作品を準備してくださったスタッフの皆様、ありがとうございました。

 

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