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研修報告  H20.5.23
記録・文責 都中美広報部 藤井 義法(東久留米市立東中学校)

研修・講演会 「 新教育課程の実施に向けて   ―これからの美術教育の在り方― 」

 

村上尚徳先生

講師: 村上 尚徳 先生

文部科学省 初等中等教育局 教育課程 教科調査官

講演会資料のダウンロード(一太郎版)

 

主な内容

□改善の基本方針 中央教育審議会 答申(平成20年1月17日)より抜粋資料より

・〜生活の中の造形や美術の働き、美術文化に関心をもって、生涯にわたり主体的にかかわっていく態度をはぐくむことなどを重視する。

・育成する資質や能力と学習内容との関係を明確にする。
領域や項目などを通して共通に働く資質や能力を整理、〔共通事項〕として示す。

・形や色などによるコミュニケーションを通して、生活や社会と豊かにかかわる態度をはぐくみ、生活を美しく豊かにする造形や美術の働きを実感させるような指導を重視。

・自分の思いを語り合ったり、自分の価値意識をもって批評し合ったりするなど、鑑賞の指導を重視。
⇒全教科において言語活動を重視。美術には言葉及び造形言語からの視点。
課題として:我が国の文化等に関わる学習を通して、その継承、創造への関心を高め、諸外国の文化のよさを理解することが求められている。

□改訂のこれまでのスケジュールについて説明

□中学校学習指導要領新旧対照表資料より改訂のポイント 

各学年の目標及び内容

1 目標
(1)関心・意欲・態度
(2)発想し構想する能力・技能を身に付け、表現する能力
(3)鑑賞の能力

2 内容
A 表現
(1)感じ取ったことや考えたことなどを基に、絵や彫刻などの活動を通して発想や構想に関する事項を指導。
ア 主題を生み出すこと。
イ 主題などを基に、構想を練ること。

(2)伝える、使うなどの目的や機能を考え、デザインや工芸などの活動を通して発想や構想に関する事項を指導。
ア 構成や装飾を考え、表現の構想を練る。
イ 伝えたい内容について分かりやすや美しさなどを考え、表現の構想を練る。
ウ 用途や機能〜などから美しさなどを考え、表現の構想を練る。

※(1)、(2)はいわゆる「発想・構想」について述べられ、次の(3)の「技能」についての内容と組み合わせて、題材設定することが求められる。

(1)技能に関する事項を指導。
ア 創意工夫した表現すること。
イ 制作の順序などを考えながら、見通しをもって表現すること。
※アにつては、ほとんどの題材に網羅されるが、イについては題材によって異なる。

B 鑑賞
(1)鑑賞に関する事項を指導。
ア 造形的なよさや美しさを説明しあうなど、対象の見方や感じ方を広げること。
イ 日本、諸外国の美術分の文化遺産など、美術文化に対する関心について。
※さらに、第2,3学年の内容には、環境、自然との共生などの視点から、生活を美しく豊かにする美術の働きについての理解が加わる。

〔共通事項〕
(1)A表現、B鑑賞に指導を通し指導する事項。
ア 形や色彩、材料、光などの性質、そられの感情を理解する。
イ 形や色彩の特徴などを基に、対象のイメージをとらえる。

□美術では、(子どもの年令が上がれば)その年代に必要な学習や、その年令にならないとできない学習がある。

□重視すべきは
・創造活動の基礎的な能力の育成
・生活の中の造形や美術の働きを豊かに感じとる
・自分なりの意味や価値をつくりだす鑑賞
・美術文化の継承と創造

※改正教育基本法 前文からも、美術教育で成すべきことが記載されている。

○一番大切なのは、(子どもが)美術の授業を喜び、やってよかったと思える授業づくりである。

 

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