
令和6年2月23日に実施される第75回全国造形教育研究大会(東京臨時大会)の第1次案内です。
問い合わせ先 zenzoujimukyoku@gmail.com
全造連リンク先
全国造形教育連盟 | 造形教育 (zenzouren.info)
令和6年2月23日に実施される第75回全国造形教育研究大会(東京臨時大会)の第1次案内です。
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文化庁参事官(芸術文化担当)付教科調査官
文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官
国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官
平田朝一 先生 よりご講演いただきました。
講演の内容は「学習指導要領の趣旨を踏まえた授業づくり
~指導と評価の一体化~ 」です。
美術科の教員を志すきっかけを個々に振り返る機会をいただきながら、我々が美術教育を通し、子供たちにどのような力を身に付けさせるかというポイントを非常に分かりやすくスライド資料を用いてお話しをいただきました。
6つのグループを周り、自分のグループに戻ったあとは振り返り活動を行います。
ワークシートに沿って3つの項目について振り返り、全体共有のための発表者を選出します。
1⃣トーク中に印象に残った場面 2⃣トーク中に困った場面 3⃣授業にどう生かすか。グループの発表については要約し箇条書きで表しています。
1⃣絵画の中の共通部分をテーマにして話し合いを深めた。協力的に進められた。2⃣話題が途切れた際にどのように対応するか。意見がかみ合うようにどう働きかけるか。3⃣作品を見る時間を長く確保する。生徒の実体を見極め変容をどう評価に結び付けるか。
1⃣対話型鑑賞の面白さを味わえた。2⃣発問の工夫を行わなくてはならない。対話を楽しむだけでなくそれを通して次の作品づくりにつなげる。3⃣評価の見取りをどうするか、評価材料をいかに集めるか。
1⃣未経験者が多かった。誰かの発言が基となり話し合いの内容が深まっていくことが分かった。2⃣話が詰まった時の対応方法。3⃣この経験を授業にどのように生かすか。
1⃣ファシリテーターの気持ちではなく生徒の言葉から話し合いを進めていく必要がある。作品の種明かし(情報提供)は必要か。2⃣作品を深く知る必要があると感じた。3⃣生徒にファシリテートさせてみるのもよいかもしれない。一年生に有効か。
1⃣生徒の発言から授業が発展することがよく分かった。2⃣想定外の質問があった場合にどうすればよいか。話の進み方でトーカーのスキルが分かってしまう。トーカーの引き出しの重要性を感じた。3⃣教員のモデルを見せて、実際に生徒に経験させたい。
1⃣情報は小出しにエッセンスを残していく感じがよい。作品のタイトルを考えた生徒役の先生がいたのが印象的だった。生徒の生の声を引き出してみたい。2⃣鑑賞者とファシリテーターの関係性。沈黙をうまく活用する。3⃣鑑賞時間を15分程度長めにしたい。発言できない生徒への手立てを考慮する必要がある。
1⃣鑑賞者同士の深い学びにつなげるために導入時に工夫が必要と感じた。2⃣沈黙を恐れてしまう。3⃣言語化が苦手な生徒へワークシートを準備する。
自分で考えたギャラリートークをグループで披露し、さらに学びを深めます。
2人一組で移動を行い、一人はファシリテーター体験、もう一人は記録係としてグループを巡回します。
次のグループに移動する時間が惜しいといった声もあがるくらいにギャラリートークは盛り上がっているようです。
ファシリテーターと鑑賞者が変わることにより、どのようなギャラリートークになるのか。これが今回の研修の大きな学びです。
残り時間はどれぐらいか。各グループのファシリテーターはタイムキーパー役となり、ギャラリートークがスムーズに行われるように働きかけています。
生徒作品を持ち寄って協議する研修会が終了しました。参加された先生方は本研修での学んだことを子供たちの未来社会を切り開くための資質・能力の育成につなげていってください。
事後アンケートに関しては集計が終わり次第HPより共有いたします。
令和6年2月7日に行われる第40回東京都中学校美術教育研究大会第3ブロック(練馬・杉並・中野) 杉並大会の実践発表用指導案の検討会です。
研究主題に基づき、「なぜ、美術を学ぶのか」「主題を生み出すこと」「目標と内容、手立てが合っているか」という3点についての協議が行われています。
2グループを1つにして協議を行います。グループには授業者が入っているので、他者の意見を参考に授業案の改善につなぐことができます。
それぞれが得た情報をグループに戻り、共有する時間です。
自分が知らない情報を得ることができるため、相手の話に集中している様子が伺えます。
片づけてしまうのがもったいないぐらいの立派なギャラリーができています。
この後、昼食休憩に入ります。
他のグループの実践事例を共有する時間が始まりました。
気になる作品を巡り、授業者とコミュニケーションを取りつつ、自分の授業に落とし込むためには何が必要になるかをリサーチしています。経験年数に関わらず積極的に情報収集をしているところです。
写真を撮ったり、資料をもらったり、新たな刺激を受けている様子が伺えます。
ファシリテーターが本日の流れを説明し。自己紹介をきっかけに準備した資料を提示しながら実践事例を紹介します。
紙芝居形式(手描きとデジタルが混在)の説明が行われ、生徒作品の展示をするグループや、互いに資料を交換しながら話し合い活動が深まっています。
やはり、実物があることで説明が伝わりやすかったり、実際に触れることで、さらに深い質問をする場面が見受けられました。
座っているだけでなく、実際に展示された作品を回りながら鑑賞するグループも出てきました。
自由度の高い話し合い活動です。タブレット端末をもってきている先生が多いと感じます。ICT機器の活用は着実に進んでいます。