―第48回 関東甲信越静地区造形教育研究大会 群馬大会報告―
大会テーマ「自分らしさ つくりだす力 いきいき造形」 |
「自分らしさ」とは、自分の「個性・感性・持ち味」などの自分のよさ。
「つくりだす力」とは、「発想する力・想像する力・表現する力や感覚」など総合的な力。
「いきいき造形」とは、造形活動の「意欲や喜び・共生」などを内包している。
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期日:平成20年11月13日(木)・14(金)
会場:群馬県高崎市
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1日目 :平成20年11月13日(木) 群馬音楽センター
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10:00 |
12:00 |
14:20 |
15:20 |
17:00 |
13
日 |
受付 |
都県代表者会議 |
全体会
受付 |
全 体 会 |
開会行事
基調提案 |
文科省
指導講評 |
休
憩 |
記念講演 |
閉会 |
○都県代表者会議
来賓元関東甲信越静地区造形教育連合理事長の正留久巳様らの挨拶をいただき、各県代表として、東京は牧井直文理事から情報提供を行った。
○全体会
群馬大会の尾内理樹実行委員長の開会挨拶とともに、辻政博理事長挨拶では、名産品『だるま』を用い、逞しく起き上がろうと活気溢れる幕開けとなった。
○文部科学省指導講評
文部科学省初等教育局教育課程課 奥村高明教科調査官からは、新学習指導要領からみる大会テーマとの関わりについて指導講評が行われた。
大会テーマ「自分らしさ つくりだす力 いきいき造形」=「自分を造形でつくり出す力」
今回の大会テーマは、新学習指導要領の主旨がみごとに生かされている。子どもたちの「生きる力」をはぐくむために「感性」が教科目標に位置付けられた。教科目標実現のために、つくりだす喜びと一体となった創造活動の基礎的能力を育み、表現や鑑賞の内容を発想や構想、創造的な技能、鑑賞などの資質や能力から整理する。【共通事項】として、自分の感性で対象の形や色を理解し、自らの身体を通して対象のイメージをとらえる子どもの姿を今回設定しました。 |
○記念講演
山口哲朗(大正期における自由画教育運動と山口薫の中学生日記の世界)
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2日目 :平成20年11月14日(金)
14
日 |
受付 |
幼・小・中・高等学校の部
公開授業(意見交換) |
昼
食 |
分 科 会 |
○公開授業
【高崎市立高松中学校】「時を感じて〜素材を生かした時計の制作〜」吉田清明
【高崎市立並榎中学校】「金箔彩画に挑む〜紅白梅図屏風の鑑賞から」 福嶋邦子
○分科会 高崎市中央公民館・高崎市文化会館
第
4
分
科
会 |
テーマ |
「つくりだす力」としての基礎・基本 |
内 容 |
児童生徒が様々な素材に出会い、ふれあい、素材のよさや可能性に気付いて、自分なりの表現を展開していくにはそのようにしたらよいかを考えます。(素材) |
提案者 |
長塩桂子 (群馬県・渋川古巻中学校)
関屋敦子 (千葉県・千葉幕張南小学校)
中村みどり (東京都・世田谷区尾山台中学校) |
助言者 |
茂木一司 (群馬県・群馬大学教授)
白井直子 (千葉県・千葉幕張南小学校)
平内利光 (東京都・大田区馬込中学校) |
世話役
司会者 |
山田弥生 (榛東北小学校)
今井映美 (渋川北橘中学校) |
○第4分科会
提案内容の主旨:中村みどり(東京都・世田谷区尾山台中学校)
・平成17年度「可塑性の高い粘度や光を用いた授業研究」(世田谷区立中学校教育研究会)
・平成19年度「粘土をさわりくらべよう」生徒の発想や構想の力を伸ばす素材と題材の関わりを考える研修(都中美夏季研修)
・本大会テーマ「素材との豊かなかかわり」(関東甲信越静地区造形教育研究大会)
Q:生徒が様々な素材と出会いふれあう中で、自分なりの発想や構想を伸ばす授業展開とは?
Q:生徒が素材の良さや可能性に気付き、自分なりの表現に生かせる題材とは?
A:素材の良さや可能性に気付かせ自分なりの表現を広げさせることはできるが、「豊かさ」には2通りが考えられ、題材開発が今後の課題である。
@単一の素材の質的な豊かさを生かす授業
A多様な素材の量的な豊かさを生かす授業 |
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以上、第48回「関東甲信越静地区造形研究大会」が、群馬県高崎市にて盛大に開催れましたことをご報告致します。
記録文責 江東区立深川第五中学校 海藤美鈴
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